2007.09.29 Sat
サツマイモの旅をご存知ですか?
サツマイモの起源は古くから「アフリカ起源」「アジア起源」と諸説ありました。現在は中南米のメキシコ、グアテマラに自生するイポメア・トリフィダ(Ipomea trifida)が起源とされています。ここからサツマイモは長い時間と距離を旅していきます。紀元前3000年以前にはメキシコで作物として栽培され、紀元前2000年にはペルーへと伝播、重要な作物として栽培されました。ペルーで出土する古代の陶器にはサツマイモの花が描かれていることから、その時代、すでに最も身近な作物として人々に愛されていたのが伺えます。
更に時代が進むとコロンブスの新大陸の発見により、サツマイモはヨーロッパに伝わります。しかし、ジャガイモほどには普及しませんでした。ヨーロッパから中国、東南アジア、琉球へと伝わり、17世紀には日本の長崎、鹿児島にまでサツマイモは旅してきます。18世紀に起こった享保の大飢饉にではサツマイモは多くの人の命を救い、青木昆陽によってサツマイモは江戸に伝えられます。「栗より甘い十三里」と歌われるくらいにサツマイモは埼玉一円に広まり、一大産地にまでなりました。
身近な作物にも長い歴史があります。遠い中南米からやってきたサツマイモも今ではすっかり日本の作物として馴染み深いものとなっています。こんな野菜や果実、他にもたくさんあります。皆さんも手に取った野菜の来歴を調べてみませんか。
咲くやこの花館で、サツマイモをご覧いただけるのは10月7日までです。
| 植物のはなし | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑







































