咲くやこの花館通信 200709

2007年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年10月

≫ EDIT

サツマイモの旅をご存知ですか?

秋から冬にかけての風物詩「サツマイモの焼き芋」。特に女性には大人気です。甘くてほくほくした食感はたまりませんよね。このサツマイモいつ頃どこからやってきたと思われますか?

 サツマイモの起源は古くから「アフリカ起源」「アジア起源」と諸説ありました。現在は中南米のメキシコ、グアテマラに自生するイポメア・トリフィダ(Ipomea trifida)が起源とされています。ここからサツマイモは長い時間と距離を旅していきます。紀元前3000年以前にはメキシコで作物として栽培され、紀元前2000年にはペルーへと伝播、重要な作物として栽培されました。ペルーで出土する古代の陶器にはサツマイモの花が描かれていることから、その時代、すでに最も身近な作物として人々に愛されていたのが伺えます。
更に時代が進むとコロンブスの新大陸の発見により、サツマイモはヨーロッパに伝わります。しかし、ジャガイモほどには普及しませんでした。ヨーロッパから中国、東南アジア、琉球へと伝わり、17世紀には日本の長崎、鹿児島にまでサツマイモは旅してきます。18世紀に起こった享保の大飢饉にではサツマイモは多くの人の命を救い、青木昆陽によってサツマイモは江戸に伝えられます。「栗より甘い十三里」と歌われるくらいにサツマイモは埼玉一円に広まり、一大産地にまでなりました。

サツマイモ
サツマイモ


 身近な作物にも長い歴史があります。遠い中南米からやってきたサツマイモも今ではすっかり日本の作物として馴染み深いものとなっています。こんな野菜や果実、他にもたくさんあります。皆さんも手に取った野菜の来歴を調べてみませんか。

咲くやこの花館で、サツマイモをご覧いただけるのは10月7日までです。

| 植物のはなし | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

オオオニバスがドナドナ

というのではありません。
実は咲くやこの花館では、いろいろな研究機関のお手伝いをさせていただいております。
今回は、オオオニバスがお役にたてることになりました。
大阪大学の基礎工学研究科機能創成専攻という難しい分野の研究をされている方のお手伝いです。

オオオニバスの浮体構造に着目されての研究に咲くやこの花館で生育しているオオオニバスが採用されました。6月以来2回目の材料提供を9月28日にさせていただきました。
この研究がいつか世界を救うかもしれない!!
そのときには、咲くやのオオオニバスを少しだけ思い出してくださいね!

オオオニバスがドナドナ

オオオニバスがドナドナ



わたしたちは植物の持つ秘密が、生命と世界の真理に触れるもののように思うことがあります。
そしてひとはひとの後を継ぎながら、その真理に少しでも近づきたいと考えて生きていくのかもしれません。

いつかの日に願いを込めて。

| 植物のはなし | 13:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

咲くやこの花館ミュージアムショップがリニューアルオープン!

 しばらくお休みしていました咲くやこの花館内のミュージアムショップが9月22日よりリニューアルオープンしています。
ミュージアムショップ

新しいショップは、キーホルダーやフローラルグッズなどのほか、咲くやこの花館の展示にちなんだバオバブ細工や工芸品なども販売しています。
リニューアルミュージアムショップ

ミュージアムショップ


ご来館の際にはぜひご利用ください。

| 未分類 | 17:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

南米原産の花木「ジャカランダ」の花が咲いています。

「咲くやこの花館」では「国際花と緑の博覧会」当時からジャカランダを栽培展示しており、熱帯花木室外部庭園に高さ5〜6mの3株と、高さ2mほどの数株を栽培していますが、このうち高さ2mほどの鉢植え1株と地植えの木1株に花が咲きました。

ジャカランダの花は通常春または初夏(日本の場合、6月から7月にかけて)に花を咲かせますが、当館ではこの時期に花が咲くこともあります。

「ジャカランダ(Jacarandamimosifolia)」は、ブラジル原産のノウゼンカズラ科の植物で、大きいものでは高さ15mにもなるという大木です。南米やアフリカなどでは街路樹にもなり、初夏に咲く青紫色の花はたいへん美しく、当館にお越しのお客様からも、現地での満開の様子をご覧になり「その美しさに魅せられた」というお話をよくお聞きします。日本でもこの花の開花を楽しみにしている方が多い人気の植物です。

咲くやこの花館ではなかなか現地のような「紫の雲」にはなりませんが、10月初旬にかけて花を咲かせそうです。

ジャガランダ
ジャガランダ

| 植物のはなし | 17:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

カッコイイ青サギもいます?

・・・時々。

咲くやこの花館で飼育しているわけでは無いのですが、
前池という館の前にある池に青鷺が来ます。

運がよければ、ご覧になれるかも知れません(笑)

青鷺

| 未分類 | 17:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

バナナは実は草の仲間だったという話

バショウ科 
                              
バナナは高いものでは10m前後になり、一見木の様に見えますが草の仲間で多年草になります。
幹は太く見えていますが葉鞆(偽茎)が重なり合って重い身体を支えています。
茎は短く地中に塊茎として有り養分を蓄えています。
人とバナナの付き合いは古く3,000年〜4,000年前にはポリネシア人と移動したと考えられています。
現在私達が食べている種の無いバナナも他の植物と変わりなく元々は種が有りましたが、突然変異であったり、より種の少ない物を選び、より種なしに・より人の好む物にと選別され、生食用・料理用等にと改良され現在に至っています。

種がないので種子繁殖が出来ませんが、親株の根元から出てくる子株の良いものを選んで育て、次世代へと育てています。

花木室には、主に生食用の「サンジャクバナナ(Musa acuminate Colla cv.Dwarf Cavendish)」・料理バナナ用の「リュウキュウイトバショウ(M. balbisiana Colla)」や「ヒメバショウ(M. coccinea Andr.)・果茎を垂直に立てそのまま実付ける野性種の「フェイバナナ(M. fehi Vieill)」等を植え付けていますので、いろんなバナナを見て楽しんで下さい。

バナナ
バナナ
生食バナナ生食バナナ
バナナ
バナナ
ピンクバナナ斑入り種


現在、生食バナナの「M. acuminate cv.」が果茎を伸ばしバナナが実付いています。

斑入り種の学名  M . × paradisiacal L. cv. Vittata
実付きの学名   M. acuminate cv. Calla  
無限花序(ご紹介したかったため、これはわざとめくっております)のバナナもこちらです。

以前のバナナの話題。こちらもご覧ください!

| 植物のはなし | 15:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

パパイアでチンパンジーがラブコール?

パパイアは、熱帯アメリカが原産で今では代表的なトロピカルフルーツのひとつとして熱帯各地で栽培されています。
咲くやこの花館では実のなったパパイアをマンゴーとともに「フラワーホール」で展示しています。

ところで、先日新聞などで紹介された話題の中に「日本の大学の研究では、野生のチンパンジーがパパイアなどを仲間にプレゼントすることがあることがわかった」のだそうです。

パパイア
マンゴー
パパイアマンゴー


中でもオスのチンパンジーがメスのチンパンジーにプレゼントすることが多いとか。人間だけでなくチンパンジーにとってもパパイアは「ごちそう」なんですね。
食いしん坊なメスの気持ちをGETするのに、素敵なプレゼントですね!(笑)

| 植物のはなし | 13:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

よい香りを漂わせるビンロウジュの花

熱帯雨林室で、熱帯アジア原産のビンロウジュ(ヤシ科、学名:Areca catechu L.)の花が満開になりました。
花といっても、色とりどりのものではなく淡緑色をしているため、ほとんど目立ちませんが、あたり一面に爽やかな香りを漂わせます。
高所に花をつけているため、来館いただいた方々から、『何の香りですか?』とよくご質問をいただきます。

ビンロウジュの花
ビンロウジュの花


古代においてビンロウジュの花は、煎じて芳香や健胃、清涼、止渇剤として利用されていました。

また、若い実を乾燥させた後、キンマ(Piper betle )の葉で包み、石灰を水で練ったものや香辛料を加えて噛み、嗜好品といて用いられてきました(このような文化を『ベテル・チューイング』と呼びます)。


やはり人々の生活と植物は密接な関係があるのですね。

| 植物のはなし | 10:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

照れ屋さんなシクラメン!

野生のシクラメンは、地中海地方からレバノン、カフカスにかけてと北アフリカ19種類が分布。
その愛らしい姿と作りやすさから最近、園芸の人気者となってきました。

開花後、花茎は種子が熟すにつれてぜんまいのようにくるくると巻いて輪になります。
シクラメンの名はギリシャ語の「ククラミノス」からきており、これはサイクル(輪)を意味しています。

野生のシクラメンの良さは、何より丈夫なこと。
排水の良い用土で栽培すれば、摂氏35度〜マイナス20度の気温で元気に育ちます。
増殖も容易で親株の周囲には、落ちこぼれた種子から発芽した子株が見られる。
黒光りする種子を撒くと、やがて真珠のような球根ができます。

「シクラメンに関する伝説で、草花好きだったソロモン王が王冠に何か花のデザインを取り入れようと思い様々な花と交渉するが断られ、唯一承諾してくれたシクラメンに感謝すると、シクラメンはそれまで上を向いていたのを、恥ずかしさと嬉しさのあまりにうつむいてしまった」と言うものがあるそうです。
照れ屋さんなシクラメンです(笑)

アキザキシクラメン


「咲くやこの花館」の高山植物室で、秋から春に出会えます。
今、愛くるしい姿を見ていただけますよ。
どうぞ、ご来館の際は、涼しい高山植物室に会いにきてください!

咲くやこの花館のHPでは、壁紙を入手していただけます。

| 植物のはなし | 15:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

プルメリアの伝説は・・・

ハワイの日系二世の女子大生と、ウインドサーフィンに青春を賭ける青年との出逢いと別離を描くラブ・ロマンス映画だそうです。
(残念ながらわたくしは観ていません)

プルメリアは熱帯のどこにでもふつうに見られる花であり、2mから、数メートルに達する、赤、白、ピンクなどの五弁花が群がって咲き甘い芳香を放ちます。
当館でも、いま、かなり美しく花が咲いています。
たぶん、これから満開に咲いていく予定!(笑)

メキシコのあたりがこの花の原産地だと考えられています。
プルメリアの名前はフランスの宣教師で植物学者でもあったシャルル・プルミエ(1646〜1706年)にちなんで名づけられたものです。
プルミエはアンチル諸島や南アメリカに航海し、この地方の植物誌をまとめたことで知られます。

ハワイでは、一般にプルメリアと呼ばれますが、「プメリ」あるいは「メリア」とも呼ばれます。
フィリピンのひとは「カラチュチ」と呼び、インドやスリランカ、マレーシアでは、「フランジパーニ」が一般的な呼称だそうです。フランジパーニとは十七世紀に在位したフランスのルイ十四世時代の将軍の名からとったものだそうです。

フィリピンでは好んで庭に植えられるそうですが、仏教国のタイでは寺と関係があるため庭には植えないそうです。

人々の生活に植物は関係があります。
プルメリアにも「伝説」ではありませんが、いろんな時代背景があります。


プルメリア
プルメリア



咲くやこの花館のHPでも、ご紹介しております。

| 植物のはなし | 17:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ハチドリさーん カリフォルニアホクシャの花が咲いたよ!

Hi HUMMINGBIRDS why don't you visit California fuchsia?
I would like to send a message to them from the alpine house at Sakuya Konohana Kan.

カリフォルニアホクシャ(Zauschneria californica)の花は,今ちょうど高山植物室の出口あたり、ギンケンソウの足元に咲き乱れています。

アメリカのカリフォルニア州の標高1200m以下の崖やれき地に自生しています。花色は普通は朱色ですが稀に桃色や白色の花も見られます。
晩夏−晩秋に長期間花をつけるのも魅力ですが、長さ約4cmの花も素敵です。

私たち以上に喜ぶのはハチドリでしょう。ハチドリは他にもカナダオダマキをはじめ赤系統の花に蜜を吸いにやって来ます。
そういえばアメリカでは庭に赤い布の切れ端がぶら下げられていることがあります。不思議に思ってたずねるとハチドリを呼ぶためにあちこちで行われているとのことです。

アメリカでの楽しみの一つにハチドリとの出会いがあります。高速で羽ばたいてホーバリングしているとビーンという高い何ともいえない音がします。
ハチドリは熱帯だけではなく、山野草や高山植物などの生えている涼しい地帯にでも季節によってはよく見られます。

ハチドリ
カリフォルニアホクシャ



カリフォルニアホクシャはヤナギランと同じアカバナ科の植物です。ヤナギランにそっくりの綿毛の種子が当館でもつき始めました。日本ではめったにお目にかかれない、美しい半潅木性の植物です。
あと、1ケ月は楽しめます。

| 植物のはなし | 15:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ジャカランダ、なぜ?

 ジャカランダ(ジャカランダ・ミモシフォリア)は、熱帯アメリカが原産の植物で、南半球の国々では街路樹としても利用される身近な木です。

熱帯で雨季と乾季がある気候帯に生育するこの木は桜のように薄紫色の花を木いっぱいに咲かせ、その姿は「紫雲木(しうんぼく)」と呼ばれるほど。
日本にもこの花を愛するみなさんがたくさんいらっしゃいます。ところが・・・・

・・・・・咲くやこの花館のジャカランダはなぜか花がちょっとしか咲かないのです。
いろいろと工夫をしてはいるのですが、今年もどうやら「ちょっとだけ」咲くようです。
通常日本では6月ころに咲くことが多いようですが咲くやこの花館では9月〜10月に咲くことがあります。

ジャカランタ


大阪市内でもジャカランダが立派に咲いているという場所があるのに、スタッフ泣かせのジャカランダです。

追伸:鉢植えのジャカランダに「ちょっと」だけ花芽がつきました。開花しましたらまたお知らせします。

ジャガランタ


※ジャガランダが少しだけ咲きました!ご来館の際には是非「ジャガランダ、ガンバレ!」のひとことを!

| 植物のはなし | 17:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ヤシの木の剪定の風景

下から見ると解りませんが、ヤシの葉は根元からの長さが3m近くのものもあり、枯れて人の上に落ちてくると大変です。
咲くやこの花館では、危険防止とヤシの下の植物に光が当たるよう、枯れ始めたヤシの葉などを剪定(せんてい)しています。

7mまではハシゴに登っての作業ですが、ハシゴが届かないトコロを剪定するために、高昇機で約10mのところで作業をしています。
ヤシの木は、葉先のところだけを切ると葉の根元も枯れてしまいます。
そのため、葉柄のところまで剪定し、葉鞘というところを残します。

(絵を参照ください。)

ヤシの木
ヤシの木
ヤシの木
ヤシの木


そして、その部分が枯れた時に大きな皮状の葉鞘がはがれて落ちてきてしまいます。当館では自然にはがれる状態になるまでワイヤーでしばっておきます。

温室育ちのヤシの木でもこんなに育つのですから、自然の中で育ったヤシの木はどんな大きさなんでしょう?
わたくしは、ついうっかり、ヤシの木の下を通りがかって、葉っぱが落ちてきたのにぶつかったりする南の島の日常などを想像してしまいました。

危険が一杯ですねΣ(; ̄□ ̄A アセアセ

| 植物のはなし | 17:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

オオオニバスに乗れたよっ!!

先日、来館者の方からも多数寄せられる「オオオニバスの葉の上に本当に乗れるのか?」という質問にお答えしようと、当館で実験を行ってみました。

詳しくは オオオニバスの試乗実験! をご覧ください!

で、結果モデルのNくん(板の重さを合わせて約30キロ)は、乗ることが出来ました!
(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ

何しろ初めてのことなので、ハプニングもありました。
当初直径150cmの板を上に載せてみたのですが、ちょっと大きすぎで、急遽140cmに周囲を切ったりしました。
またハッパに小さな穴がいくつか空いていたために、少し浸水してしまいましたが
温室育ちのオオオニバスでも、無事に沈まず乗ることが出来ましたよ!
わくわくして来てくれたNくんの期待に応えられてホッとひといき(笑)実験に協力してくれて、どうもありがとう!

オオオニバス

オオオニバス


実はもう一人少し年上の女の子も挑戦しましたが・・・うーん残念!沈みかけてしまいました。
もっと大きく葉を育てれば大丈夫かも、それまでごめんね。

| 植物のはなし | 14:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

2007年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年10月